健康保険証「存続を」 88%の医療機関望む マイナ保険証トラブルを70%が経験

10-18 作者admin

健康保険証の代わりにマイナンバーカードを利用するための読み取り機=令和3年10月、東京都内の病院

全国保険医団体連合会(保団連)は17日、マイナンバーカードに健康保険証機能を持たせた「マイナ保険証」のトラブルなどに関する調査結果を発表した。回答した1万2735医療機関の88・1%に当たる1万1225医療機関が、12月2日に廃止(新規発行停止)となる予定の健康保険証の存続を求めた。衆院選でも野党の一部が同様に存続を求めて争点となっている。

調査は8~9月、保団連に所属する医療機関にファクスで実施。9416医療機関が「健康保険証を残すべきだ」、1388医療機関が「廃止を延期すべきだ」と回答した。421医療機関が「残すべきだ」と「延期すべきだ」の両方を選んだ。1007医療機関は廃止に「賛成」とした。

マイナ保険証を巡るトラブルは、70・1%に当たる8929医療機関が5月以降に経験したと回答。マイナ保険証を端末で読み取れなかったり、端末に表示された情報が文字化けしたりした。

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