「問題は現在進行形。解決まで風化させない」拉致被害者の曽我さん、香川・善通寺市で講演

10-18 作者admin

尽誠学園高で講演する拉致被害者の曽我ひとみさん=17日午後、香川県善通寺市

北朝鮮による拉致被害者で平成14年に帰国した曽我ひとみさん(65)が17日、香川県善通寺市の尽誠学園高で講演後に記者会見を開き「拉致問題は現在進行形。解決するまで絶対に風化させてはならないので、若い生徒に伝えていってほしい」と話した。

曽我さんは教員ら約70人の前で講演。北朝鮮に残る拉致被害者の即時救出を訴え、「(被害者の)苦しさは言葉では表せない壮絶なもの。空や海に向かって日本に戻ることを夢見てるはず」と声を震わせた。

昭和53年に新潟・佐渡で自身とともに拉致されてから再会できていない母のミヨシさん=失踪当時(46)=について「世界でたった一人しかいない母がどうなっているか知りたい。もう時間がない」と語った。拉致問題を知らない若い世代へのメッセージとして「被害者の苦しみ、痛みを自分のこととして考えてほしい」と訴えた。

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