大谷翔平選手や山本由伸投手が所属するドジャースは20日、本拠地のロサンゼルスで行われたリーグ優勝決定シリーズの第6戦で、大谷選手の4打数2安打1打点の活躍などで25回目のナショナルリーグ優勝を決めました。

ワールドシリーズはアメリカンリーグを制したヤンキースとの伝統のあるチームどうしの対戦ということもあり注目度は高く、地元放送局が午前中から特集を放送しているほか、地元紙も一面で4年ぶりの快挙を伝えるなど盛り上がりを見せています。

ロサンゼルスにあるドジャースの公式グッズショップではTシャツや帽子などワールドシリーズ進出の記念グッズが販売され、多くのファンでにぎわっていました。

帽子を購入したというファンの男性は「きょう1つ買って、ドジャースが勝ったら保存用にもう1つ買う予定です。大谷選手はこのためにドジャースに来たはずなので、彼が大舞台で活躍するところを楽しみにしています」と話していました。

ドジャースとヤンキースのワールドシリーズは今月25日、日本時間の26日から行われ、先に4勝したほうがワールドチャンピオンに輝きます。

ドジャースの勝利から一夜明けた21日の朝、ニューヨークのマンハッタンにある大リーグの公式グッズを扱う店では、ワールドシリーズのコーナーが設けられ、訪れた人たちが大谷選手やヤンキースのジャッジ選手らのユニフォームなどを手に取っていました。

この店では、地元のヤンキースとメッツに続いてドジャースの商品の人気が高いということです。

また、ヤンキースの商品を扱う別の店にきていた地元の男性は、ワールドシリーズの試合を球場で観戦する予定だということで、「両者とも伝統があるチームで、長い間、しのぎを削ってきました。たくさんのホームランが出たらいいですね」と話していました。

また、子どもの頃からのヤンキースファンだという60代の男性は「1981年のワールドシリーズでドジャースとヤンキースが対戦した際に観戦に行きました。40数年ぶりの再戦となります。大谷選手を獲得した今のドジャースはすばらしいチームです。ジャッジと大谷という2人の最高の選手の打ち合いになるでしょう」と興奮した様子で話していました。