モロッコ地震 震源周辺で最大約20センチ地面隆起か 国土地理院

09-16 作者admin

現地時間の9月8日夜に起きたモロッコ中部を震源とするマグニチュード6.8の地震について、国土地理院は、地球観測衛星「だいち2号」がレーダーで観測したデータをもとに、地震の前と後の地盤の動きを解析しました。

その結果、震源付近では、東西およそ50キロ、南北およそ100キロの範囲で変動が確認されたということです。

今回の地震は、岩盤どうしが押し合い、片方の岩盤がもう片方の岩盤の上に乗り上げる「逆断層」というタイプだったことがわかっていますが、
▽震源の周辺では、最大で20センチほど地面が隆起し、
▽南側では最大でおよそ7センチ沈んでいたこともわかりました。

一方、筑波大学の八木勇治教授は、世界各地で観測された地震計のデータをもとに、断層がどのように動いたか解析しました。

その結果、断層の破壊は、およそ7秒続き、震源から浅い方へ向かって、東南東の方向に広がっていったことがわかりました。

断層の破壊が進む方向では揺れが大きくなるということで、八木教授は「震源の東南東側の地域は大きな揺れになり、被害が拡大した可能性がある」と話しています。

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