今回の衆議院選挙は、いわゆる1票の格差を是正するため、小選挙区の数が「10増10減」されました。
このうち東京は、選挙区が5つ増えて30になり、これに伴って、区割りが変更されたのが「東京7区」です。
もともと「7区」だった渋谷区に加えて、新たに港区全域が選挙区に入りました。
政治とカネの問題などで注目される、選挙戦を見ていきます。

また、和歌山は小選挙区が3から2に減りました。
新たな区割りとなった「和歌山2区」は、保守分裂選挙となりました。

今回の衆議院選挙では、「政治とカネ」の問題で損なわれた政治の信頼をどう回復するかが争点の1つとなっています。
注目選挙区のひとつ・東京11区です。
東京11区には、政治資金収支報告書の不記載の問題で自民党から処分を受け、非公認となった前の議員が無所属で立候補。
これに対し、野党各党は元議員や新人を擁立するなど、あわせて5人による争いとなっています。

大分2区では、「政治とカネ」の問題をめぐり、自民党の前議員、立憲民主党の前議員、それに無所属の新人による三つどもえの争いとなっています。

鳥取2区では、石破総理大臣に近い自民党の現職閣僚・赤沢さんと立憲民主党の湯原さん、それに共産党の福住さんの3人が争う構図となっています。

各地で論戦が熱を帯びています。
衆議院選挙は今月27日が投票日で、期日前投票は一部の地域を除いて投票日前日の今月26日まで行われます。