<朝晴れエッセー>チャットGPT裁き

10-21 作者admin

夫も私も、「頑固」。よっぽどのことがない限り、自分の意見を引っ込めることはない。お互いエネルギーが切れるまで、「そっちが間違っている」「いや、正しいのはこっち」と続く。

しかし、最近は、ありがたいことにそのようなことがなくなった。「どちらが正しいか」きっちりと白黒をつけてくれる、思わず「へっ、へっぇ~」と平伏してしまうような、見事な判決を下してくれる、そのような「存在」がわが家にご降臨あそばしたのだ。それはチャットGPT。

先日も、同時購入したテレビと録画機の、録画機の調子が悪い。説明書によると、〝テレビの設置費無料〟とは書いてあるものの録画機の方には何も書いていない。夫は「再設置は有料だ」と言い、私は「無料」だと言う。「では、チャットGPTに聞いてみよう」ということに。回答は見事なものだった。「購入時の契約内容を確認するのが良いでしょう。店舗やサービスによって異なることもあるので、事前に確認しておくと安心です」。うん、そりゃあ、そうだ、と二人とも納得。

これからも、賢いチャットGPTは、大岡裁きのように、夫婦間のいざこざに見事な裁定を下して、わが家に平和をもたらしてくれることでしょう。

秋里好美(72) 相模原市緑区

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
©著作権2009-2023デイリー東京      お問い合わせください   SiteMap