石川 珠洲 塩田が豪雨で再び被害 伝統の製塩「揚浜式」できず

10-19 作者admin

珠洲市長橋町では、江戸時代から「塗浜」と呼ばれる場所に海水をまいて乾燥させる「揚浜式」と呼ばれる方法で塩作りが行われています。

この地域で塩作りを行っている会社の塩田では元日の地震で「塗浜」にひびが入る被害が出ましたが、修復を進め5月から塩作りを再開しました。

ところが9月の豪雨で「塗浜」に大量の土砂が押し寄せたため再び塩作りができなくなり、ことしの塩の生産量は例年の10分の1の400キロにとどまりました。

「塗浜」は海水を通しにくくするため砂を押し固めて作られていて、建設機械で土砂を取り除いた後再び固め直す必要があり、再建の見通しは立っていないということです。

塩作りの会社を経営する中巳出理さん(77)さんは「復興の兆しが見えたやさきの被災だったので、なんのために1度復旧したのか分からない。でも、ここで絶対負けない、くじけない、諦めないという思いで頑張らないと塩田がなくなってしまうので、引き続き頑張っていきたい」と話していました。

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