ブルージェイズ 菊池雄星 先発も5回途中5失点 勝ち負けつかず
07-27 作者admin
6月11日以来、7試合続けて勝ち星がない菊池投手は、本拠地のトロントで行われたレンジャーズ戦に中5日で先発しました。
1回は打球が右足に当たるアクシデントもあり、ツーアウト一塁二塁から5番バッターにセンター前へタイムリーヒットを許して1点を先制されました。
このあとフォアボールを与えてツーアウト満塁のピンチを招きましたが、続くバッターを3球三振に抑えて追加点は許しませんでした。
3対1とチームが逆転した2回は3人で抑えましたが、3回はヒット2本とフォアボールでツーアウト満塁のピンチを招き7番バッターに初球のストレートをレフト前に運ばれ2点タイムリーで同点に追いつかれました。
4回は3人で抑え再びチームが1点を勝ち越した直後の5回は、ワンアウトから内野安打とされたあと、5番バッターにスライダーを捉えられライトへツーランホームランを打たれ4対5と逆転を許しました。
このあと空振り三振を奪ってツーアウトを取ったところで交代を告げられました。
菊池投手はこの試合4回と3分の2イニングを投げて打たれたヒットはホームランを含む8本で5失点、奪った三振5つでフォアボールは2つでした。
7回にチームが追いついて菊池投手に勝ち負けはつかず今シーズンの成績は4勝9敗のままで防御率は4.75になりました。
試合はブルージェイズが6対5でサヨナラ勝ちしました。
菊池投手「すばらしい仲間 本当に財産」チームへの思い語る
大リーグは7月30日にトレードの期限を迎えますが、ブルージェイズがアメリカンリーグ東部地区の最下位に沈むなか、今シーズンが3年契約の最終年となっている菊池投手は、現地メディアでほかのチームに移籍すると予想されています。
菊池投手は、数日前にロス・アトキンスゼネラルマネージャーから「トレードになる可能性が高い」と告げられていたと明かし、「きょうでブルージェイズで投げるのは最後かなという気持ちで準備していた」と振り返りました。
交代する際、ファンからあたたかい拍手と声援が送られ、菊池投手が帽子をとって応える場面があり、「もちろんまだ決まっていないが、3年間このチームでやってきてよかったと思った。チームメートや監督、コーチからも『お疲れさま、ありがとう』と言ってもらって感情が動いた。サインしたときに世界一を一緒に目指そうと言ってもらって、その力になりたいと思っていた。そこにいけなかったのはすごく悔しいが、すばらしい仲間に会えたことは本当に財産だと思う」とチームへの思いを話しました。
その上で「あすからトレードのデッドラインまで自分にコントロールできることは何もないので、あすもいつもどおりに練習したい」と気を引き締めていました。