音で楽しむ平家物語 20日に東京・上野で琵琶の演奏会 「正節編纂250年」を記念

10-18 作者admin

平家琵琶の奏者、鈴木まどかさん(本人提供)

平家物語を弾き語りする催し「巻通平曲(まきとおしへいきょく)会」が20日、旧東京音楽学校奏楽堂(東京都台東区上野公園)で開かれる。平家物語の規範譜である「平家正節(まぶし)」が編纂されてから間もなく250年となるのを記念したもので、平家琵琶の奏者たちがいまも愛される壮大な物語を再現する。

平家物語は全12巻から成り、平家正節は1776年、尾張藩で編纂された。令和8年には、編纂250周年を迎える。

各地の平家琵琶奏者が協力し、今回の東京も含めた3都市(7年に仙台、8年に名古屋)で催しを企画。各巻から1句ずつ弾き語りする「巻通」という手法で、東京では1~4巻から4句を披露する。3都市で全12句を聴くと、平家物語の全巻をダイジェストで楽しむことができる趣向だ。

東京で出演する鈴木まどかさん(55)は「それぞれの頭の中で平家物語の場面を想像しながら、楽しんでほしい」と話している。

午後6時開演。会場はバリアフリーに対応しておらず、客席への移動は階段のみ。鑑賞は4000円(当日会員)など、要事前予約。問い合わせは070・6980・7123。

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