シャンプー選びは頭皮の状態に合わせて 脂性肌は洗浄力、乾燥肌は保湿成分に着目を

09-19 作者admin

最近は、化粧品をはじめさまざまなボディーケア・ヘアケア商品を見かけます。いざ自分に合った商品を選ぶとなると、判断に困る人もいるのではないでしょうか?

今回は、日常的に使う「シャンプー」の選びかたについて、頭皮のお悩みに多い「脂性肌」と「乾燥肌」とに分けて解説します。ポイントはシャンプーの保湿力・洗浄力。その点に着目し、頭皮・頭髪の状態に合うものを見つけましょう。

使われている界面活性剤の確認を

まず汗や皮脂によるべたつきが目立つ「脂性肌」に向くシャンプーから。このタイプには、ある程度の洗浄力が求められます。

洗浄力は、シャンプーの「界面活性剤」に何が使われているかで確認しましょう。界面活性剤には、皮脂を水に溶かして洗い流しやすくする働きがあります。

強力な界面活性剤としては、硫酸系(ラウリル硫酸ナトリウムやラウレス硫酸ナトリウム)があります。これらは洗浄力が強く、頭皮や髪の油分をしっかりと落とすことができます。

その半面、油分を過剰に除去して肌を乾燥させてしまう可能性もあります。脂性肌タイプの人でも、かゆみやフケが出てくるようなことがあれば使用に注意が必要です。

次は「乾燥肌」の人に、おすすめの成分についてです。シャンプーの保湿成分に着目してください。グリセリン、ヒアルロン酸、セラミド、スクワランなどがあります。これらが配合されていると、頭皮や髪に必要な油分を維持し、健やかに保つことができます。また界面活性剤としては、ココイルグルタミン酸ナトリウムやコカミドプロピルベタインなどが、刺激が少ない成分として知られています。

敏感肌には無香料や無着色

他にもアルコールが配合されていると、肌を乾燥させることがあるので避けましょう。香料や着色料も皮膚刺激の原因になることがあります。敏感肌の人は無香料や無着色の製品を選びましょう。

それでも「今の自分の頭皮の状態が分からず心配」という場合は、皮膚科を受診し、医師の指示を仰ぐようにしてください。

(Dクリニック新宿 医師 杉田淳)

夏バテの食欲不振は髪の大敵

男性型脱毛症の治療薬 正しく理解を

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
©著作権2009-2023デイリー東京      お問い合わせください   SiteMap