【米国株】FOMC前夜のマクロ環境をどう見るか?

06-28 作者塚本 憲弘

・6月11~12日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれる。米国では、ISM製造業景況指数が伸び悩み、求人率も悪化している。働き手も国内生まれの伸びは見られず、移民の伸びに支えられている。正社員が減り、パートタイムが増えていることも懸念材料だ。

・マーケットでは、予想PER(株価収益率)は一時より低下した。しかし、PERの逆数である株式益利回りと10年債利回りの利回り差がマイナス圏に沈んだ。現状では、債券に投資をする方が高い利回りを獲得できることを意味する。

・過去の利下げ局面では、株価は、開始前は堅調、開始後は下落というケースが複数あった。これに対して、債券のパフォーマンスは総じて、利下げ開始後に上昇した。

・利下げは株価にグッドニュースなのか、バッドニュースなのか。参考になるのがシティ経済サプライズ指数で、現状ではマイナス圏にある。同指数がマイナス圏にある場合、利下げがポジティブに受け止められて指数がプラスに動こうとも、逆に作用してマイナスに動こうとも、株価にはマイナスに作用する可能性が高い。市場には、利下げが株価上昇につながるとの期待も根強いが、悪い方向に作用する可能性も頭に入れておきたい。

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