2024年の米国長期金利の見通しについて
12-19
作者塚本 憲弘
・12月のFOMCでは、金利が据え置かれるといわれていた中で、反転して利下げを議論したということで、かなりハト派な印象は強かった。
・経済成長は鈍化し、物価は目標の2%に向けて落ち着いていく。政策金利も中立域に近づき断続的な利下げ局面というのを想定すべきだろう
・ただし、まだ景気も堅調のため、2024年前半に政策金利の引き下げる判断をするとは考えにくく、年後半にかけて景気の鈍化具合を窺いながら、夏場以降に引き下げていくと考えられる。
・インフレ期待を加味すると10年金利の適正水準は4%近辺がフェアバリューか
・米10年金利先物において投機筋のショートポジションがたまっており、需給面に注意が必要
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