カブス 今永昇太 6回3失点で勝ち負けつかず8勝目は持ち越し
07-04 作者admin
ナショナルリーグ中部地区で最下位のカブスは3日、本拠地のシカゴで東部地区首位のフィリーズと対戦しました。
中5日で先発登板の今永投手は1回、フォアボールでランナーを出したものの、低めの変化球と高めの速球で高低差を使い分け、2つの三振を奪って得点を許しませんでした。
1点リードの3回はソロホームランを打たれて同点に追いつかれましたが、3つのアウトはいずれも三振で奪って勝ち越し点は許しませんでした。
このあとカブス打線は4回に1点を勝ち越して援護し、2対1の5回はツーベースヒット1本を打たれたものの、得点を許さず先月15日以来となる勝ち投手の権利を得ました。
しかし、6回は先頭バッターに内野安打で出塁を許したあと、続くバッターに低めの速球を左中間スタンドに運ばれて、ツーランホームランで逆転を許しました。
今永投手は6回を投げて3失点でマウンドを降りましたが、味方打線が7回に3対3の同点に追いついたため勝ち負けはつきませんでした。
球数は86球、打たれたヒットが6本、与えたフォアボールが1つ、8つの三振を奪いましたが8勝目はなりませんでした。
カブスは8回、フィリーズに2点を勝ち越され試合は、3対5で敗れて3連敗となりました。
また、この試合に4番・指名打者で先発出場したカブスの鈴木誠也選手は、4打数ノーヒットでした。
今永昇太「よく3点に収まったなという感じ」
今永投手は、強力なフィリーズ打線との対戦を振り返り「よく3点に収まったなという感じだ。ハードヒットも多く、本当に6、7点取られてもおかしくない展開だった。運もありぎりぎりのところだった」とアウトにしながらも強い打球を飛ばされた投球内容について冷静に話していました。
また、この試合では投球の幅を広げるためこれまでほとんど投げていなかったカットボールも数球投げたということですが、6回にそのカットボールで逆転のツーランホームランを打たれるなど課題も残りました。
今永投手は「カットボールはインコースのボール球にするという決めごとだったが、それができなかった。6回のホームランも自分の狙ったところではない。やはりやっちゃいけないミスをやった時にホームランにされるというレベルの高さを感じた」と話していました。
そして、ナショナルリーグ中部地区で最下位となっているチーム状況もふまえて「もしよかった点があるとすればホームランの後に点を取られなかったことだが、自分がチームを勝たせなければいけないなかで、あの失点の仕方はよくはなかった」と反省していました。