認知症不明者11年連続最多 1万9千人、大半が70代以上 1位は兵庫県の2094人

07-04 作者admin

警察庁が入る庁舎=東京・霞が関(鴨志田拓海撮影)

2023年に全国の警察に届け出があった行方不明者のうち、認知症やその疑いがある人が延べ1万9039人に上ったことが4日、警察庁のまとめで分かった。前年から330人増え、12年の統計開始以来、11年連続での最多更新となった。80歳以上が1万1224人、70代が6838人だったのに対し、60代以下は977人だった。70代から危険性が高まる傾向が顕著にうかがえる。

認知症の行方不明者数は12年の9607人から増え続け、近年は2倍に迫る状況で推移。警察庁は関係機関と連携し対策に取り組む。

都道府県別では兵庫県が2094人と最多。大阪府が2016人、埼玉県が1912人と続いた。男女比は、男性が55・7%、女性は44・3%。23年以前に届け出があった人も含め1万8221人が生存した状態で見つかり、うち1万7988人は3日以内だった。553人は死亡していた。

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