川重、海自潜水艦の乗組員に商品券や工具提供か 神戸造船工場が架空取引で資金捻出

07-04 作者admin

防衛省=東京都新宿区(川口良介撮影)

海上自衛隊の潜水艦修理契約に絡み、川崎重工業が架空取引で資金を捻出していた問題で、川重が資金を使って商品券や生活用品、工具などを購入していたことが4日、分かった。いずれも潜水艦の乗組員に提供された疑いがある。川重が取材に明らかにした。資金捻出は遅くとも6年前から始まり、額は少なくとも十数億円に上るとみられる。防衛省と川重はそれぞれ調査委員会を設置し、経緯を調べている。

川重によると、点検や修繕のため神戸工場(神戸市中央区)にドック入りした潜水艦の乗組員は、工場敷地に隣接する同社の宿泊施設「海友館」に滞在。乗組員も作業に当たる。

修理を担う神戸造船工場修繕部と取引先企業との架空取引で資金を捻出していた。慣習化していた乗組員との飲食代や、ハンマーやロープなどの購入、提供に充てていたとみられる。

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