Appleインテリジェンス、爆発的買い替え需要期待

06-28 作者大橋 ひろこ

現在、米国のiPhone所有者の77%が11~13のモデルを使用している-この事実もAppleの時価総額が再び世界首位を奪還するのに寄与したのではないか、と囁かれています。BofA(バンク・オブ・アメリカ)の独自調査によると、米国のiPhone所有者はこの冬でiPhone購入から3~5年目を迎えるとあって、次に発売されるiPhone16の買い替え需要は爆発的に増加するという思惑が膨らんだのでしょうか、「Appleインテリジェンス導入」の報道をきっかけにAppleの株は史上最高値を更新、12日の米株市場でMicrosoftの時価総額を上回り再び世界首位を奪還しました。

わずか1週間前に、NVIDIAがAppleを抜いて時価総額世界2位に躍り出たという話題に市場が湧いたばかり。時価総額トップが目まぐるしく入れ替わる事象はそう見られるものではありません。改めて米国企業の底力を見せつけられているわけですが、Appleの株価は期待先行で需要を先食いしてはいないだろうか、と心配になったりもします。

というのもiPhoneは高い。現在の最新モデルであるiPhone15は12.4万円ですが、iPhone15ProMaxになると18.9万円です。なんと20万円近くします。若者の間で、廉価であるアンドロイドへの乗り換えも増えているという話も耳にします。

今度のiPhone16にはChatGPTで知られるOpenAI社との連携で本格的なAIが搭載されるという報道がApple株再浮上のトリガーとなりましたが、今年のクリスマス商戦は本当に市場が予想するほどにiPhone16は売れるのかという点に注目ですね。このところ米国の過剰貯蓄は枯渇しているとか、クレジットカード支払いの延滞率が上昇しているなどのニュースも話題で、米国の小売売上高の数字は急減速、消費が鈍るリスクが指摘されています。

かくいう私のiPhoneも12。レンズの一つが割れてしまったまま使い続けているのは、カメラ以外の機能は十分に使えるのと、やはり簡単に買い替えられる金額ではないということでしたが、さすがに買い替えようと思っていたところでした。皆さんはどうされますか?!

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