歴史に残る1年

12-28 作者清明 祐子

2023年大納会がいよいよ明日となりました。私個人にとって2023年は激動の1年でした。何年も先に人生を振り返った際も、きっと、2023年が最も忘れられない最高の1年だったと思うでしょう。

2023年1月4日に、6月の株主総会をもって創業者の松本大からマネックスグループの社長CEOを引き継ぎ、松本と共に経営強化を図る旨、発表しました。清明にできるのか、まだ早いんじゃないか、と不安を覚えた方も少なくないと思います。私としては、年始の時点で覚悟は決まっていましたし、信じる仲間がそこにいたので、このチームでどうやって未来を創って行こう?と様々なことを考えながら、気負うことなく自然体で、CEO就任までの時間を過ごすことができました。

そのような中、5月23日には、ニューヨークタイムズスクエアのNasdaq Towerの外壁でアジア太平洋地域の企業経営者を紹介しようという企画(Nasdaq主催)において、なんと、私が、Asian Leaders of 2023の一人として、顔写真とともにドーンと紹介されまして、感動の極みでした。その場に居合わすことはできなかったのですが、米国子会社の仲間が動画と写真を撮ってくれまして、一生の宝物です。

そうして、6月24日(土)に無事マネックスグループ代表執行役社長CEOに就任し、6月26日(月)の日経新聞に「拡張性×成長性」と題した大きな企業広告を出させていただきました。松本と並んで未来に向かって歩いていく画です。成長やイノベーションに野心的なメンバーと一緒に未来を創るぞ!という想いを乗せて。

持続的な成長の実現のため、国内外精力的に動き回り、多くの人とのコミュニケーションを重ねることに努めました。そして、10月4日には、マネックスグループ、マネックス証券及びNTTドコモの3社間での資本業務提携を発表することとなります。グループにとって、大きな一歩です。金融界の歴史に新たな1ページが刻まれ、個人の資産形成の世界に「変革」が生まれる提携。新たなパラダイムの幕開けです。

そんなこんなで、個人的にも会社としても大きな動きのあった2023年、なんと、最後のサプライズで、私が、総合ビジネス誌「財界」の令和5年度第66回「経営者賞」を受賞したとの連絡が入りました。歴史ある大変光栄な賞を受賞できたのも、グループ社員が一丸となって挑戦できたからでして、社員のみんなでいただいた賞だと思っています。

2023年が終わろうとしています。本当に走り続けた1年でした。支えてくださったお客様、取引先の皆さま、社員のみんな、すべての方々に心から御礼申し上げます。

2024年4月にマネックスグループは丸25年を迎えます。2024年は、次の四半世紀の1年目。新たな時代に向けた大変重要な1年となります。持続的な成長のため、引き続き、グループ一丸となって頑張ってまいりますので、2024年も、マネックスグループをどうぞよろしくお願いいたします。

皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。

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