クローゼットとサブスク断捨離

11-17 作者大橋 ひろこ

気温の急低下に慌ててクローゼットの入れ替え。1年着なかった洋服は必要がないのだから処分すべし、と耳にタコができるほど聞かされていますが、私のクローゼットには1年どころか25年くらい袖を通していないジャケットなどが存在感を示しています。

若き日に大枚はたいて買った伊勢丹のエレベーターガールの制服にもなったMORGANの赤のジャケット。弟の結婚式の司会を頼まれた際に着たきりです。その弟の2人の娘も成人してしまいました。どの服にも思い入れがあって捨てられないのですが、あれほど惚れ込んだデザインも今見るとやはり古臭い。これを再び着る日は来ないだろうとはわかっているのですが、これを処分する時には私の中にどのような大きな変化がある時かしら?などと思いながらクローゼット奥の定位置へしまい込みました。今冬も断捨離失敗です。

必要のない物を置いておく空間の無駄、衣類をきれいな状態に保とうとする時間やコストなどを考えると処分してしまったほうがいいことは百も承知ですが、この問題、衣類だけではないことに気が付きました。

年末が近づき保険会社から保険料控除証明書が届く時期、今年の収支の見直しを始めているのですが、無駄に支払っているサービスが多いこと…。所謂「サブスクリプション」と言うやつですが、Amazon primeなどは必要不可欠としても、Spotify、Apple iCloud、Googleクラウド、XBlueなど米国テック企業に支払い続けているサービスだけでなく、新聞、ネットメディアの購読料、専門家のnote購読料、Chartシステム使用料などなどひとつひとつは少額でもグロスで見るととんでもない金額になっています。ここにもメスを入れなくては。

個々人の米国への情報サービス使用料の断捨離が進まないと円安ドル高が止まらなくなってしまう、というのは冗談ですが、ドル需要の強さを改めて感じた次第。やはり米国は強いですね。

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