キャッシュレス海外出張

11-16 作者清明 祐子

今、シンガポールにいます。昨日、香港からシンガポールに移動し、今日(日付としては明日)の深夜便で帰国後、そのまま福岡に行きます。そして、11月18日(土)は、マネックス全国投資セミナーin福岡。慌ただしく移動する日々です。

香港もシンガポールも、現地通貨の現金は一切持ってきていません。空港に到着したらライドシェアで移動し、飲食等の支払いはすべてクレジットカード。なんとも便利な世の中になりました。しかし、香港のローカルレストランはまだ現金決済のお店も多く、日本よりもキャッシュレス比率が大幅に高いという認識だったので、ちょっと驚きです。

現金を持ち合わせていない私は、クレジットカードが使えるお店に行くことになります。ローカルレストランでローカルフードを楽しみたいんだけどなぁと思いながら。先日、渋谷のあるラーメン屋さんで、前に並んでいた外国人家族が、現金決済のみであることを知り、残念そうに去っていったことを思い出しました。グローバルに使えるユニバーサルなデジタル通貨が拡がったり、デジタル上で簡易に送金や為替交換ができるようになれば、飲食も買い物も、もっと選択の幅が広がるのでしょうね。様々な観点での考慮が必要なので、簡単ではないとは思いますが、技術の進化に実社会も合わせていけると良いな、と思います。

ライドシェアに関しても、海外出張先での移動はライドシェアに頼りっぱなしです。行き先を説明する必要もなく、決済もスムース。日本では法令によって禁止されていますが、外国から日本に来る出張者や観光客の方々は、言語の壁もある上、移動手段の確保に苦労することとなり、きっと不便に思ってるんだろうなーと思います。特に、人不足の問題を抱えている地域や、観光客が集まるエリアでは、タクシー待ちの長蛇の列。安全性の観点もありますから、規制や法令が不要とは言いませんが、解決できる技術があるのになかなか使えない、というのはもどかしいですね。

規制はイノベーションを阻害することとなるとよく言われます。規制が不要だとは言いませんが、時代に合わせて規制も見直して、より良い社会を創っていくことを考えていきたいものです。ライドシェアについては、色々と議論され始めているようなので、私も関心をもって見ていきたいと思います。

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