昭和新山に見たエネルギー

11-16 作者大橋 ひろこ

先月、札幌での仕事を終えた後、足を延ばして洞爺湖へ。2008年サミットが開催されたウィンザーホテルに後泊してきました。道中立ち寄ったのが「昭和新山」。昭和18年に始まった噴火活動で畑の中から誕生した山は、わずか2年ほどで現在の姿を形成したそうですが、今年9月下旬、山頂付近の岩が崩落したことが大きく報じられましたね。風化による自然崩落とのことですが、赤肌の溶岩中腹からは煙がモクモク立ち上っているのが見えて、この山はまだ若くこの先ますます形を変えていくパワーに満ちている!と自然の営みに改めて感じ入りました。実際に見てこんな風に興奮できるのが「パワースポット」と呼ばれる所以なのでしょう。

そして今ホットなのは小笠原諸島の硫黄島の沖合に生まれた新しい島。10月に噴火が発生し、大量の岩石が積もって新たな島が形成されているのが確認されたのです。11月に入ってもなお島は拡大している模様。そもそも硫黄島自体が隆起を続けて拡大しており、国土地理院は今年6月、硫黄島の地図を描き換えています。日本は火山国として知られていますが、まだまだ形を変えていくのですね。

11月7日の東京の気温は27.5度。100年ぶりに11月の最高気温更新とのことですが、100年前の1923年は関東大震災があった年。今年も後2ヶ月を切りましたが何事もなく今年を終えられることを願います。

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