忘れられる力

09-28 作者清明 祐子

わ!また寝ちゃった!昨日の美容院での会話です。よく、シャンプー中に眠りに落ちます。私は、どこでも寝られるし、のび太くん並みに、寝ようと思った瞬間に寝ちゃうタイプの人間です。
 
高校生のとき、電車で学校に通っていたのですが、立ったまま寝られました。先日脳ドックでMRI検査を受けたときも、あのうるさい音もリズミカルに聴こえて眠りに落ちてしまいました。趣味の登山ではしばしば山小屋に泊まりますが、環境の変化もなんのその、ぐっすり寝ます。普段寝不足なわけではないです。だいたい6-7時間寝ていて、スマートウォッチのガーミンの睡眠スコアでも好成績です。
 
あたりまえの話ですが、睡眠は大切です。質の高い睡眠のメリット・効果は色んなところで語られていますが、私の中では、1日をしっかり終わらせられることが1番のメリットです。例えば嫌な気分になることがあったとき、寝て起きたら、前日何を気にしていたかを気にすることなく、新しい1日が始まっていたということ、ないですか?ネガティブな気持ちはできるだけその日の出来事として処理してしまった方が良い。ネガティブな気持ちは忘れてしまって、ポジティブを積み重ねた方が人生幸せですし、仕事も上手く回ります。
 
私は、「忘れられる力」は必要な力だと思っています。(やらないといけないことを忘れても良いと言っているわけではありません!笑)時々取材で、「ここに至るまでに、どういう嫌なことがありましたか?」と聞かれるのですが、「うーん、嫌なこと、あったと思うのですが、忘れました…」と答えています。苦労はありましたし、自分の至らなさに落ち込んだことも何度もありますが、「嫌」という気持ちと共に記憶に残っている仕事ってないんですよね。
 
心の健康や仕事の効率化にとって「忘れられる力」は重要です。よく寝る=忘れられる力が育まれる、と信じ、これからもしっかり寝ようと思います。

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